ChatGPT各モデルの特徴と使うべきシーンを簡潔に整理してみました。
✅ ChatGPT-4o(GPT-4 omni)
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特徴:OpenAI最新・最上位モデル。マルチモーダル(画像・音声・ファイル)にネイティブ対応。高速・高精度。
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使い方:ChatGPT Plusプランで利用可能。画像・PDF読み取り、Web検索、コード処理まで幅広く対応。
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使うべきシーン:
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画像付きプロンプトやPDF要約・解析
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高度な創作・ライティング
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プログラミング・表計算・分析タスク
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GPTsの作成・実行
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✅ GPT-4o mini / ChatGPT-4o-mini(※表記ゆれ)
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特徴:4oを小型化した軽量モデル。速度とコスト重視で設計(OpenAIのAPIなどで選択可)。
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使い方:今後APIやChatGPTで順次選択可能になると想定(2025年5月時点では正式提供範囲に制限あり)。
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使うべきシーン:
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チャットボットや常時稼働系の自動応答
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負荷が少ないWebアプリ・モバイルアプリの裏側に
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軽量・低コスト重視のユースケース
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✅ GPT-4o-mini-high(4o-miniの上位版)
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特徴:4o-miniよりも高性能な軽量モデル。高精度と軽さのバランス。OpenAI API向け中心。
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使い方:API経由で明示的にモデルを指定(開発者向け)。
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使うべきシーン:
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速度+精度のバランスが重要な業務用途
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会話系アプリ・カスタムAIアシスタントのバックエンド
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GPTsの軽量化した内部処理
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✅ GPT-4.5(※非公式・存在しない型番)
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特徴:存在しません。一部SNSや非公式情報で言及されますが、OpenAIが出している正式モデルではありません。
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補足:現在の正式ラインナップは GPT-3.5 → GPT-4(旧)→ GPT-4-turbo → GPT-4o の順。
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対応:混乱を避けるため「GPT-4.5」は使用しないようにしてください。
✅ GPT-3.5
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特徴:旧モデル。無料プランで利用可能。軽快でコストも低いが精度・理解力に制限あり。
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使い方:ChatGPT(無料)で標準採用。APIでも利用可能。
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使うべきシーン:
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単純な質問応答・軽めの文書作成
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学習用途・初期アイデア出し
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精度を求めないサポートチャットなど
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✅【o3】とは?
正式名称:gpt-4o(2024年5月公開)
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OpenAIが内部的に呼ぶコードネーム・略称が「o3」
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“o” は omni(オムニ:全能) を指し、画像・音声・テキスト・ファイル対応のマルチモーダルモデル
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一部ドキュメントやログ上で “gpt-4o” に対応するIDとして “o3” が表示されることがある
🟨 結論:o3 = gpt-4o(同一モデル)です
ユーザーが直接「o3」と指定する必要はありません。「GPT-4o」として選択・使用されます。
✅ GPTs(カスタムGPT)での最適モデル設定
GPTs作成時、「どのモデルを使うべきか」の目安は以下の通りです:
使用目的推奨モデル理由画像・PDF読み取り・表計算gpt-4o画像・ファイル処理・Python対応あり精度の高い文章生成・物語作成gpt-4o長文・創作・感情描写が優秀回答速度重視の軽量処理gpt-3.5-turbo非常に高速・低コストスマホ用・常駐型GPTgpt-4o-mini(将来)軽量・安価(正式リリース時に)内部処理だけ高精度にしたいgpt-4o-mini-high(API)GPTsでは未実装の可能性あり
✅ 設定方法の場所
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GPTs作成画面へ
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「Configure」→「Model」の項目
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gpt-4o(推奨)または gpt-3.5-turbo を選択可能
簡単・シンプルにコピペでまとめてみました。
普通に使っていたら違いに気づかないです。